甘噛みシンガーソングDTMer HT

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キックとベースのミックスは「補完と主張」がポイント

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低域の処理はミックスにおける重要基本事項

 

HT(@harys14474464)です。

 

「ボクが思うに」という範囲の話ですが、

とりあえず ここを乗り越えられたら ひとつミックスの山を越えた

って言っても構わないレベルではないでしょうかっ。

 

まだまだ中域処理の壁、高域処理の壁も残っているわけですが、

そのあたりは わりと音色選びで はじめのうちは どうにでもなるかと。

 

プロの専門のミックスエンジニアになるなら知りませんが、

まず低域をこなせさえすれば いろいろ楽しくなってくるなぁと実感っ。

 

そんな幸せ?の おすそわけって…だいそれたものじゃないですけど

とにかくボクが そうだったように今まさに悩んでる人のヒントになれたら

なんか良いなぁと思いまして、僭越ながら。

 

以下より。

 

 

 

バンドにおける低域パート。キック(バスドラム)とベースのMIX。

 

補完必要箇所のみの主張がキーワードかなと思いますHTです。

 

ベース単体、キック単体、それぞれで調整したいようにしてもらえたら

わりと理想の音に自分でやっていけるものだと気づけるかと思います。

 

どちらも、ドスンと響く低域を出して、ほどよくパリッとさせたり

皮の感じを強調したりと…。

 

そこまでは誰でも出来ることだと思います。でも問題はミックスですね。

合わせると不思議なくらいダブると言いますか、何が何だか…ってものかと。

 

それの秘密が、「余ってる」というところにあるわけです。

ようは「余計なものがあるよ」ってわけですね。

 

 

 

補完の思考。何を主張させ、何を下げるか。

 

ベースとキックは低域帯のパートですが、ご存じの通り

周波数の出方は異なります。何せ違う音ですものね。

 

つまり特徴、ピークの箇所も一つ一つが異なるということ。

反対に、大事じゃない所も当然あるわけですね。

 

ここの見極めは耳じゃ難しいのでアナライザーが必須。

(またはアナライザーみたいなのが付いてるEQでも可)

 

 

 

周波数的にパズルのピースを作るように すみわけていく。

 

お手元のDAWで ぜひぜひ試してみてください。面白い実験ですっ♪

キックとベースを再生させながらEQでベースの低域をカットしていきます。

 

低いところ(60Hzあたりからでも)から徐々に上げていって、

100Hzとか140Hzあたりをウロウロしてると

スッキリするとこに当たるかと思います。(音源によっては もっと下かも)

 

ベース単体で聴くと だいぶコンパクトになった感じがすると思いますが

わりとキックと並べて聴くと低域が きいてる感じあるはず。

 

ベース側で足りなくなった(カットした)低域をキックの低域部分が

補ってるというわけですね。

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ちょっとミックステクというのが分かってきたのではないでしょうか?

補完と必要箇所の主張とは こういうことっ。

 

その音をその音らしいと聴かせられる特徴帯域

さほど その曲構成内において重要でない帯域を交わしあい、

それぞれの楽器が主張する程度の帯域が補い合い、一曲に まとまる

みたいなイメージ。

 

 

もっとベースをクッキリさせるEQテクは

低域面の処理で言うと、カットしたところの坂部分を整える処理とか

個人的にオススメかなと思います。こんな感じの処理です。

わりと他の楽器の余分帯域処理もコレで上手くいくなぁって実感してます。

 

 

 

もうちょい詳しく。音に含まれる固有分と付加分

 

言語化するために勝手に言ってるだけで、特に そんな用語は無いですよ?

ボクが言ってるだけですハイ。

 

キックでも何でも構いませんが、たとえていきますと音というのは

その音を その音にしてる特徴…いわゆる固有の要素、芯があり、

倍音というのか何と呼ぶのか、音に乗ってる…付加されてる成分

というのがあるわけです。

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よく言われる余分な何とやらは たいてい この付加部分を指している

と考えて良いでしょう。(「余分低域のカット」など)

 

で、これの面白いところは

削った付加部分は他の音源の成分で補われて聞こえる

っていうところにあるんですよね。上で書いた話です。音の不思議。

 

 

ちなみにカットするばかりではなく、

アレンジの都合上、他の楽器の芯の帯域部分と被ることがあれば

どちらかを均す(ならす)…下げるか、音源を適したものに変更して対応

みたいなこともしていきます。

 

芯が曖昧だと音色の存在感と言いますか、キャラクターも曖昧になる感じ。

いわゆる埋もれる状態ですね。

これを利用して聴かせたいところと譲って良いところをすみ分ける感じ。

 

任せあい?助け合い?な精神で やっていきましょーっ。

 

 

 

音源や目的によって変わってくるのがプチ注意点。

 

必ずしもベースばかりがカット対象とは限りません。

 

ベースの低域は、音色にもよるところでしょうが

基本的に弦楽器側のは低域に余分な濁りが多い傾向にあり、

シンセ属など、低域が澄んでるものになると立場が変わる感じ。

 

R&B(近年)などで使われるベースは こっち側かなと思います。

(確か このジャンルはキックよりベースが最低域を担当することが多い)

うねるようなベースの低域がグルーブの波を表現してるイメージ。

 

 

 

もう一段階 先へ進むために。音量基準の設定。

 

低域の…というよりは「キックの」と言った方が正しいのでしょうか。

これは楽曲における音量の基準になると語られます。

 

低域というのは それ自体がパワーと言いますか、

音量感に繋がってるみたいでして、だから基準(土台)になるんだとか。

 

基本的に、少なくともバンド系では「キック」が この役目かと。

よく-6dBくらいがトップになるよう調整せよと言われますね。

 

また、こういった理由から、音が離れるリバーブなどは

音量感という点でも、影響力のある低域が散らばってしまうという点でも

かけない方が良いと よく言われますね。注意点です。

 

【関連させとく記事】

 

 

 

モノラルかステレオか。

 

別に、都度書き出そうってわけじゃないんですけど、

たいていモノラル音源なのだろうとは思うのですが念のため。

 

少なくともバンド系ではモノラルで良いんじゃないかと思います。

キックは当然として。(多くは 元々モノラルかと)

 

ベースについては少し ふっくらしてても良いと思うんですが、

広がりすぎも違うのが難しいところ。

 

ダブリングでギターを入れるならギターの中域あたりにあるパワーが

ベースの低域と良い感じに混ざって、ズンズンしたギターになるので

その場合は密度の濃い「ド モノラル」をベースに選ぶと良いのかなぁと。

 

ボクの偏見かもしれませんが、プレジションベースが その類かと。

密度の濃い「ザ 低域担当」なイメージです。

 

対してジャズベースと呼ばれる一般的なベースは ふくよかな印象。

包み込む感じですね。広い帯域で鳴るのでスラップに向いてるイメージ。

 

 

ポップなのには豊かな低域を支えるジャズベで、

ロックには密度の濃いプレベってとこでしょうか?偏見かも?

 

 

なんにせよ、たぶん低域が広がるときは

上にベースの域と被る心配のない音色が あるときなんだろなと思います。

ステレオのベース音色も ありますもんね。(シンセ系)

 

 

 

位相反転も ひとつの手?

 

いらないかもしれない…。

 

使わなくても良い手かもしれないし、効果的かもしれないし…で

今のところボクの中で必須ではないけど、上記までの処理で

上手くいかなかったときの最終手段みたいな立ち位置。

 

【位相の話は こちらで】

ようは打ち消しの関係になりかけてるみたいな状態で

キック、ベースが抜けてこない場合の対処法ってわけですね。

 

ただ、似たようなことをスネアの処理でも聞きますが、

この辺はマイキング的な録音での お話だと思うので不要?かと。

 

下手にかけると逆効果ってこともあるので、

あくまで打ち込みにおいてはオマケ知識。使うこともあるってくらい。

 

 

 

以上。

 

キックとベースに絞って書いてみましたが、

わりと全ての処理に対しても言えそうな感じかと思います。

応用が きくかとっ。

 

ボクは別にミックス得意なわけではないのですが、

とりあえず この辺をおさえていれば、聞ける音には なるはずです。

 

参考になれたら嬉しいなぁ♪

 

それではっ!